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月夜にミルクティー
夜空には満月を少し過ぎた月が光ってみえる。
いつの間にやら、オリオンも高く昇っている。
そして夜風は、既に冬の匂いがする。

こんな夜の散歩は、いろんな人を思い出させる。
冬の匂いを教えてくれた人のことや、オリオンを一緒に探した人のことなど。
懐かしさで気が遠くなりそうになる。

コンビニでミルクティーを買って、遠回りして家路につく。
そういえば、ミルクティーを一緒に飲んだ人は、今はどうしてるのだろう。
会いたい、会いたいと思っても、もう連絡を取る術がないのだけれど。
少し昔を思い出して、恥ずかしく、また微笑ましくなった。

ミルクティーの甘さを帯びた吐息が、夜の空気に解けていく気がした。
確か、冬の匂いを教えてくれた人とは、コーヒーを飲んでいたような。
思い出話はきりがない。

BGM;真冬のダンス / ASIAN KANG-FU GENERATION ('06)

# by 9n_polo | 2006-11-09 00:37 | 横浜にて
緑の風船
昨日、昔アルバイトをしていた町の駅に降りた。

ショッピングモールに入るテナントが、少し変わっていた。
芝生には落ち葉が落ちていて、彫刻の下に若いカップルが座り込んでいる。
ハローウィンの格好をした子ども達が、笑顔で練り歩いている。

僕がいない間にも、ここには賑やかな週末がある。
そんな当たり前のことなのに、置き去りにされたような気がした。
懐かしいような寂しいような、ありがちな感慨だ。

秋空は高くて、誰かが手放した緑の風船が何処までも上っていく。
ひとしきり見上げていたら、長いあくびが止まらなくなった。

BGM; Stuck in a Moment You Can't Get Out Of / U2 ('00)

Extra; バトン
# by 9n_polo | 2006-10-23 22:55 | 旅路にて
秋の夜長
秋の夜は長いから、海を眺めに行くことが多い。
今夜も青黒く緩やかに波打つそれを見に行った。
白く波間に映し出されるベイブリッジは、しばし僕をまどろます。

夜は長く、海は静まり、一人昏々と癒されていく感じがする。
ふと、コクトーの一節を思い出す。

BGM;The Golden Age / Beck ('02)

Extra;彼女できました
# by 9n_polo | 2006-10-21 02:32 | 横浜にて
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